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2018年8月17日

医療活動を支えるサースフェー-国際山岳医・千島康稔氏


いままで、プライベートの山行ではプロライターシリーズを使ってきたが、今回、中学校集団登山などへの付き添いのために二気室のザックが欲しくなりサースフェー40+5を購入した。
通常の一泊二日小屋泊まりの山行ならば、30リットルのザックでも余裕だが、点滴や内服薬・診療器具などを持つとなるともう少し容量が欲しくなる。しかも、行動中に体調不良者がでたときのことを考えると、必要なものが素早く取り出せることも大切だ。
自分の場合は、基本的には下の気室に医療材料を入れて、上の気室に個人装備を入れている。また、ジッパー付きサイドポケットやウェストベルトのポケットは、たとえ悪天候下でもメインの気室を開かずに必要なものが取り出せるので重宝している。

ザックの使い心地の良さに大きく影響するのが、フィッティングとパッキングのしやすさだと思う。山行経験を重ねるにつれて、最終的には軽さを優先し、シンプルな「ただの袋」状のザックに行き着く傾向はあるが、初心者が最初に背負うザックや、それほどハードなクライミングを目的とせず快適な稜線歩きを楽しむためのザックならば、サースフェーのようにしっかりとしたショルダーベルト・ウェストベルトで身体にフィットし、種々の小物ポケットがあるものが使いやすい。
ザックを手で持ち上げたときに「重くて嫌だなぁ」と思ったのが、実際に背負ってみると「あれ、それほどでもないか」と感じる。まさにフィッティングとパッキングの妙だ。

異常な猛暑といえる今シーズン、このザックで5〜6校の学校登山に同行したが、帽子のつばから汗が垂れるほどの状態でも背中のべたつき感はなかった。新開発の背面素材とドライナミックメッシュの組み合わせのおかげだろうか。

細かい点になるが、雨蓋前面がフラップ状に本体とつながっているのもありがたい。荷物が多くてトップスカートを延長したときでも、前面から雨が吹き込みにくい。また、下の気室のコンプレッションストラップがザック前面(背面下部)から伸びてきているので、荷物が少ないときには上下方向だけでなく前後方向にも圧迫が効くのも便利だ。
ひとつのザックで幅広い容量変化に対応できるので、小屋から頂上アタックをするときなども、敢えてサブザックを使う必要がなさそうである。
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プロフィール:
国際山岳医 千島康稔
2016年3月まで松本市相澤病院に勤務。退職後、フリーランスの山岳医・登山ガイドとして、医療従事者と登山の専門家と両方の視点で、安全・安心な登山をサポート。年間、7-8回の学校登山や各種団体登山への付き添いを行なうとともに、安全登山のための各種講習会講師を務めている。
日本登山医学会認定国際山岳医、日本山岳ガイド協会認定登山ガイドステージII、救急科専門医、形成外科専門医