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2018年12月28日

白馬鑓ケ岳中央ルンゼ by 松澤幸靖

これからの雪山シーズン、登山やスキーなど様々なアクティビティで活躍する2タイプの中綿ジャケットをご紹介

撮影日:2018年5月14日
場所:白馬鑓ケ岳中央ルンゼ
撮影:中田寛也
スキーヤー:松澤幸靖、平田伸也


中央ルンゼ2450m付近

5月中旬の晴れ日を狙って、白馬鑓ケ岳の中央ルンゼの滑走に出かける。当初は杓子岳を目指したが、風が強く、杓子沢から白馬鑓ケ岳をめざすルートに変更。それでも山頂の尾根上の風は、最大20mはありそうだ。

K ビレイ フーディーは中綿入りの温かなジャケットだが、強風であおられてもバタつくことがなく、湿気の抜けの良さを感じる。発汗時、冷たい風は急激に体温を奪うが、インナーのドライナミックメッシュがつくるエアポケットがクッションとなり冷たさを緩和。ザックを背負った背中の蒸れも大幅に軽減し、このアンダーウェアの凄さを感じる。

使用バックパック:ピエラ 25


白馬鑓ケ岳山頂まで登ったら、中央ルンゼの滑走ラインを見定めてドロップイン。シュートが急に狭くなるため徐々にターンを小さくする。地形や高度で雪質が変わり、緊張感とともに大斜面の爽快さを味わう。もうひとつの中綿ジャケット・エキストリーム ルイター アルファ コンポジット フーディーは、ストレッチ性や通気性の良さに加えて、体にフィットしたデザインで、重ね着してもスピーディな動きを妨げない。寒さを感じやすい胸部や背面の首下付近にポーラテック・アルファの中綿が使われ、滑走時にも寒さを軽減してくれる。春の中央ルンゼ大滑走では、2タイプの中綿ジャケットとインナーが行動中も休憩時も、滑走を楽しむときも、ずっと快適さを保ってくれた。
*山と渓谷社「山とスキー 2019」より抜粋
   

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プロフィール:
白馬山案内人組合 松澤幸靖
長野県白馬村出身
日本山岳ガイド協会山岳ガイド
FISレース等で活躍後、大学4年より基礎スキーに転向。
12年間ナショナルデモンストレーターとして活動。
現在、白馬と佐久を拠点にスキーの指導、普及活動をする。
佐久スキーガーデンパラダにて2011年よりMAパラダスキースクールを開校
夏場は山岳ガイド及び、山岳救助隊員としても活動。(白馬山案内人組合副組合長・副救助隊長)

【スキー関係実績】
1995年インタースキー日本代表
テレマークスキー世界選手権5大会連続出場
2003年3月テレマーク世界選手権総合16位
2005年テレマーク世界選手権GS15位
2014年4月全日本山岳スキー選手権大会4位
2015年2月山岳スキーレース世界選手権大会出場(スイス)
2015年4月全日本山岳スキー選手権大会3位
2017年山岳スキー世界選手権出場(イタリア)
2017年4月全日本山岳スキー選手権大会3位
2017年4月イタリアにて開催の山岳スキーレースMezzalamaに出場