スコットランドの民族衣装に巻きスカートのようなキルトが知られる。
一枚のウールの布で、通常はそれを腰にぐるりと巻いてベルトで留める。
雨が降れば頭から巻き、寒くなったら肩にかけ、寝るときは毛布代わりにも使われる。
寒暖の差が大きく、冷たい雨がよく降るスコットランドの風土が生み出したアウトドアウエアであり、ツールだ。
ブリーズバリヤーラップスカートを初めて手にしたとき、これは日本の温暖湿潤気候が生み出した日本のキルトだと思った。
撥水性を誇る生地は腰に巻いてもいいが、肩からかけると快適なポンチョになる。
首周りに余裕が生まれるので中が蒸れない。
地面に敷けば防水グランドシートになるし、木に吊るせば荷物置き場のタープに早変わり。雨の日の外歩きの楽しみがまた広がった。
