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2019年1月21日

山岳スキー用バックパック・ピエラシリーズで世界へ by 小寺教夫


来る3月のスイス,VILLARSで開催される山岳スキー世界選手権の代表にも選ばれた小寺教夫さん。
これからがシーズンを迎える山岳スキーレースにおいて、彼が今シーズン使用しているバックパック3型を紹介します。


私が今シーズン使用するのはこの3種類。小さい方から順に
PIERRA SPRINT 10(重量200g)
PIERRAMENT 20(重量320g)
PIERRA 25(重量550g)
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すでに昨年末の国内開幕戦、skimo ban.Kから背負っていますが、レースではPIERRA SPRINT 10とPIERRAMENT 20を使い分けていきます。

PIERRA SPRINTは名前の通りスプリントレースや必携装備が少ないレースで背負います。わずか200gの超軽量を武器に、一気にハイペースでレースを駆け抜けます。


PIERRAMENT 20はクランポンが装備に入ってくるような必携装備が多くなるレースで背負います。


また、背中のパッドが抜ける様になっていて、レースの時にはパッドを抜いて少しでも軽く、トレーニングの時にはパッドを入れて快適に背負うことができます。このあたりの気配りはさすがMILLETのバックパックです。


そして私が一番うれしく感じたのはチェストベルト。何と紐です。一般的にテープ状のベルトが使われることが多い様に思いますが、ここに紐を使って軽量化につなげています。レースでコンマ1秒でも速くアスリートをゴールさせたい、そんなMILLETの気持ちを感じられるようで、うれしくなってしまいました。


一番サイズの大きいPIERRA 25は軽いスキーツーリングや、レース会場への移動に使いたいと思います。パック内は3気室に分かれていて、ファスナーポケットもあるので、機能的にウェア、ギア類を収納できます。
これだけの工夫がされていながら、わずか550gの重量に抑えることができているのはすごい事だと思います。

撮影地:栂池高原スキー場、竜ヶ岳

プロフィール:
Mountain Athlete 小寺教夫(こでらのりお)
三重県いなべ市在住。Asake Alpine Club 所属。高校時代から本格的に山岳競技を始め、三重県代表として国体山岳競技で6位入賞。現在は鈴鹿山脈をトレーニングフィールドに、冬はSki mountaineering、夏はSkyrunningで峰々を駆け巡っています。Ski mountaineeringでは2017/2018シーズンのワールドランキング29位(スプリント種目)。「Suzuka to the world!!」をテーマに掲げ、世界の山へ挑戦中。Blog「Suzuka to the world!!」
https://blog.goo.ne.jp/suzukaskimo