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2018年6月22日

【装備編】ヒマラヤキャンプ2018 by 杉本龍郎

今回はヒマラヤ遠征で杉本さんが使用したギアの一部を紹介します。

ヒマラヤ遠征で僕が使用したギアの一部を紹介したいと思います。
キャラバンによるアプローチにしても標高にしても登山スタイルが特殊なヒマラヤ登山だからこそ、本当にギアは重要だと感じたのと同時に、これらのギアにたくさん助けられました。

トリロジ― 35
カトマンズからバスで揺られること半日以上でソティコーラという村に到着し、そこから約一週間かけてのキャラバンにて登山開始の麓の村ショーを目指したのですが、その際に使用したのがこのトリロジ―35でした。
キャラバン中はテントや食糧類など共同装備類はロバに乗せたりポーターに持ってもらい、個人で担ぐのはその日に使う必要最低限の装備だけになります。
そのキャラバンにおいて、35リットルという大きさはちょうど良く、キャラバン中に必要なものは何でも入れることが出来ました。
また、荷物を少なくしたときはバックルを一段下に留めることが出来、コンパクトに出来たため、ザックの容量が余って形が崩れることもありませんでした。
小物入れも程よい大きさで、サングラス、インナーグローブ、簡単な行動食、ヘッドランプなどすぐに取り出したいものは何でも入れることの出来る大きさで使い勝手がよく、おかげでキャラバン中快適に過ごすことが出来ました。
ウェストベルトも一般的にはプラスティックのバックルが主流で、長期の遠征の際は破損して使えなくなることも多々あるのですが、トリロジー35はバックルではなく通すタイプだったので、壊れる心配がありませんでした。
またベルトを結合させる部分が小さいため、嵩張らず、かつ腹部に接しても違和感がなく快適に歩くことが出来ました。
日本の冬山やアルパインクライミングでも使っていきたいと思います。
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プロライター 60+20
今回の遠征ではベースキャンプより上部に進んでいく際にこのプロライターを使用しました。こちらは雪山縦走を中心に普段から使用しているザックで、容量がたくさん入るということは勿論、容量の割に重量は軽く、かつキャラバン中にロバに積んだり枝などに引っかかっても裂けることがなくまさに軽量性と強靭性を兼ね揃えたザックでした。
ヘルメット、アイスアックス、竹竿などを外付けにし、ロープを雨蓋に挟むことが出来るらめ、限られた人数で装備や食糧を荷揚げする際にも大いに役立ちました。
また、トリロジー35と同様に最後のサミットプッシュの際など必要最低限の装備のみを入れる際は雨蓋ごと中に入れてバックルで留めると小さくなるのも良かった。
今後も引き続き雪山縦走や、遠征などに大いに活用していきたいです。
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トリロジ― ゴアテックス プロ ジャケット
こちらもプロライター 60 + 20 同様に普段から使っているジャケットで、ゴアテックスのプロシェルなので、耐久性、耐水性には抜群の信頼を置いております。
今回の遠征でもベースキャンプよりも上の氷河歩きとなる標高では常に使用していました。
自分が使っているモデルは現行モデルではなく、昔のモデルになりますが、トリロジーシリーズのジャケットは明るい色使いと、かつ斬新なデザインが特徴で遠めから見てもかなり目立つので雪山登山やバックカントリーで使用するのに適しています。
左右共に脇の下にはベンチレーションが付いており、範囲が二の腕の下から、胸の横にかけての長い範囲に渡って付いているので全開にしたらかなりの通気性が得られます。
日差しが強い中での雪山山行の際は常に全開にしていて快適さを保っています。
フードはヘルメットを被っていてももスッポリと被ることの出来る大きさで、また庇が付いているため降雪時でも顔にあまり雪が入ってこず広い視界が確保できます。
ポケットに関しては左胸前のチェストポケットと、左右の胸の下あたりについているポッケトがあり、いずれもかなり大きめで、使い勝手が良いです。チェストポケットは入れすぎると重くなりますが携帯電話や日焼け止め、リップクリーム、必要であればカメラやサングラスまで入れられるくらいの大きさです。
左右に付いているポケットについては、高さが腰よりも高いところに付いているためハーネスと干渉しないのも嬉しいです。
 商品詳細ページ >  *現行商品の紹介となります。杉本さんのモデルとは異なります


K 3 IN 1 ゴアテックス グローブ *秋冬展開のアイテムとなります
今回の遠征では、基本的には早朝から長くても昼過ぎくらいまでの間しか行動しなかったため、グローブに関しては標高5000mまではロープ操作や温度調整を意識して普通の革手袋を使用していました。
ただ、5000m以上の標高で、かつ早朝出発の際などは手が痛くなるほど寒くなるため、このK 3 IN 1 ゴアテックス グローブを使用しました。使ってみて驚いたのは、その暖かさでした。
今まで使ったグローブの中で一番暖かいグローブで、着用したときから暖かさがグローブ内に広がって行く感覚でした。
いつもは多少、寒さ、痛さを我慢してでもロープ操作など細かい作業のために薄い革手袋で登山を進めることが多かったのですが、今回は我慢などは不要で快適そのものでした。
その為、寒さに気を遣うことなく登りに集中でき、休憩の際に手をいちいち温める必要がなく、間違いなく僕のサミットプッシュをより確実なものにしてくれたかと思います。
確かに細かい作業に関しては当然革手袋には劣りますが、こちらのグローブはインナーグローブとインナーグローブに分かれているため、いざとなったらインナーグローブで作業することも出来ます。
因みにインナーグローブだけでも十分使い勝手が良く、標高が5000m以下の場所で革手袋を使う際には革手袋の下にこのインナーを着用してましたし、サミットプッシュの際も早朝はオーバーグローブも着用して登り、日が昇ってきて暑くなってきたらインナーだけで登るという風に使い分けていました。
手をいれる入口部分も大きいので、山の中でも取り出してすぐに手を入れられますし、長さも手首の下くらいまであるので、雪の侵入を防ぎ暖かさを持続させることが出来てました。

プロフィール:
杉本龍郎
1988年生まれ。日本山岳ガイド協会認定登山ガイド。
スイスを拠点にしたヨーロッパアルプスや、ニュージーランドでのトレッキングガイドを経て、現在は登山ガイドとして夏山から雪山、岩登りまで幅広くガイドとして活動。
ヨーロッパアルプスの4000m峰やニュージーランドのサザンアルプスにおいて多数の登頂歴あり。
2018年4月~5月にかけてヒマラヤキャンプ隊にて、未踏峰パンカールヒマール(6264m)に登頂。

◆主な保有資格
・日本山岳ガイド協会認定登山ガイドステージⅡ
・ウィルダネスファーストエイド(WFA)
・スイス政府観光局認定スイススペシャリスト
・総合旅程管理主任者