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2022年6月15日

花鳥風月だより Vol.3 by 日本野鳥の会

6月、7月、標高1500メートルを超える高山では、野鳥たちが忙しく子育てをします。
登山道を歩いていると、たくさんの野鳥たちの声が聞こえてくるはずです。
特徴のある声でさえずる種類が多く、分かってくると登山の楽しみも増えます。
木の梢をよく見てください。
小鳥たちがさえずっている姿を観察できるかもしれません。

■ルリビタキ
名前のとおり背中が瑠璃色の小さな小鳥。
春から夏は、高山で繁殖しています。
北海道では海辺の林でも繁殖しています。
スズメくらいの小鳥の声とは思えないくらい大きな声でさえずります。

■メボソムシクイ
チョリチョリチョリ・・・・という声が聞こえてきたら、木の梢を探してみてください。
ウグイスのような色の地味な小鳥が、力強くさえずっている姿が見えるかもしれません。

■ホシガラス
ジャージャーやガーッガーッという声が聞こえてきたら、それはこの鳥です。
街中で出会うカラスとは違って、ハトより一回り大きく、身体には白い斑点がたくさんあります。
よく見るカラスとは一味違う姿をしていますので、探してみてください。

★この3種類の鳴き声を日本野鳥の会のブログで紹介しています。
こちらもご覧ください。
ひなこのお散歩日記: 6月・7月は、高山に行ってみよう!

まとめ
高山の野鳥たちと出会えるのは、ほんの数か月。
バードウォッチャーは、この短い期間を使って山に行きます。
登山をする方も、耳や目を高山の野鳥たちに向けてみてください。
意外と身近なところで出会えると思います。
次回は、山から離れて、真夏の水辺の鳥たちをご紹介します。

■鳴き声ノート

気になる野鳥のあの声がわかる小冊子「鳴き声ノート」のプレゼントはこちら
日本野鳥の会 : 鳴き声ノート

■スターターセット

道具がなくても始められるバードウォッチングですが、より楽しむためには、双眼鏡と図鑑があるといいですね。
双眼鏡は倍率が高ければよいというものではなく、8倍か10倍がおすすめです。
登山などで荷物の多い方はコンパクトなものが便利ですが、
バードウォッチング初心者の方は、できれば対物レンズが30口径クラスのものが、視野が広く、扱いやすいです。
図鑑は、写真のものとイラストのものがありますが、イラストの方が、識別点がわかりやすい傾向があります。
手軽に持ち運べるハンディなものが便利です。
写真は、双眼鏡とハンディな図鑑がセットになった、日本野鳥の会のスターターセットです。

■日本野鳥の会って、何やってるの?
「日本野鳥の会」という名前は知っているけど、何をやっている団体なのか知らない方がほとんどだと思います。
実はこんなことをやっています。

北海道根室市の「春国岱(しゅんくにたい)原生野鳥公園」では、日本野鳥の会のレンジャーが日夜活動しています。
その中で、鳥類の調査も重要な活動のひとつです。
野鳥の種類や個体数を継続的に調査することにより、種類数や個体数が減少していないか、大きな変動が無いかをモニタリングしています。
ちなみに夏の北海道の朝は早く、2時に起床し、4時から調査です。

撮影:瀬古智貫(ルリビタキ)、掛下尚一郎(メボソムシクイ、ホシガラス)