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2021年12月13日

Super darkな1日 by 山田 利行

来春の大きな登山に向けて、パートナーとトレーニングに出かけた。

今年のロッキーは気温が高く、アイスのコンディションが例年に比べ良くない。
気温が高いということは、雪崩の危険が高いことも意味する。
加えて、天気も良くないから、必然と行ける場所は限られていた。

初冬に良く訪れるプロテクションバレーは雪崩の危険が低く、ミニアルパインルートが楽しめるエリア。
ローカルクライマーよって、近年も開拓が行われている、現在進行形の場所である。

「登りきれるか分からないけど、とりあえず行ってみよう」

クライマーとして登り切ることも大事だが、それ以上に今のコンディションで最大限やるべき事(山へ行くこと)をする事に意味がある。
パートナーと山で時間を共有することも、大きな山に登るためのトレーニングだ。

予報通り、風雪に叩かれながら、私たちは無事に「Super dark」
(ルートの途中で、ヘッドランプが必要な真っ暗闇の洞窟をすり抜ける、ユニークなルートだった)
というふざけた名前のルートを登り切ることができた。

あたりは既に暗闇。
ヘッドランプの明かりを頼りに、スーパーダークな下山路を急いで駆け下りた。

写真:谷剛士

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