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2022年12月15日

花鳥風月だより Vol.5 by 日本野鳥の会

12月になると、冬鳥たちが日本にやってきます。
代表的な冬鳥は、ハクチョウが有名です。
日本よりも北の国で繁殖し、冬になると日本にやってきて越冬し、春になると繁殖のために北に渡っていく鳥たちを冬鳥と呼びます。
そして、冬になると木々が葉を落とし、野鳥たちの姿が見やすくなり、バードウォッチングには最適な季節です。

では、冬鳥の観察するためには、どこにいけば良いか。
まず、近くの林のある公園に行ってみてください。
もちろん、ちょっとした山でも大丈夫です。
ジョウビタキやツグミなど、冬にやってくる小鳥たちを観察することができます。
池のある公園やため池、流れの緩い川も観察しやすいポイントです。
マガモやオナガガモなど、冬鳥のカモたちがいるはずです。

■ジョウビタキ
スズメくらいの大きさの小鳥です。
冬のあいだ、緑がある街中でも観察することができます。
「ヒッ、ヒッ」「クワッ、クワッ」という声が聞こえれば近くにいるはずです。
オスとメスでは色や模様が異なります。
オスは顔が黒く、頭は灰色。胸はオレンジ色です。
目が大きくかわいい顔をしているので、ファンが多い小鳥です。

オス

メス

■ツグミ
ハトより少し小さな鳥です。
地面で落ち葉を蹴散らしながら餌を探す姿は、とても愛嬌があります。
身近な公園や街路樹でも観察することができます。
「クイックイッ」と可愛らしい声で鳴きます。

■マガモ
カラスくらいの大きさのカモです。
冬になると渡ってくる代表的なカモです(北海道を除く)。
頭が緑色で、くちばしは黄色、胸がこげ茶色と目立つ色をしています。
池のある公園やため池、流れの緩い川などで観察することができます。

■オナガガモ
マガモよりも少し小さなカモです。
名前の通り尾羽が長く、首も身体も細くスマートな印象です。
オスは「プリップリッ」と可愛らしい声で鳴きます。
マガモ同じような環境で観察することができます。

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撮影:掛下尚一郎(ジョウビタキ)、大久保明香(ツグミ)、瀬古智貫(マガモ、オナガガモ)