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September.28    

モンブラン&マッターホルン登頂ツアー by 宮下 岳夫(後編)

モンブラン登頂を終えた我々は次の目標であるマッターホルン登頂をめざし、雨のシャモニーを後にしてスイスのツエルマットに到着した。夕方、雪に覆われて真っ白になったマッターホルンがその姿を現す。明日からの登頂は絶望的に思えた。

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8/6 この日、地元ツエルマットのガイドはマッターホルンの予約をコンディション不良という事でキャンセルしている。天気は良いので逆さマッターホルンで有名なリッフェルホルンへ出かける。湖の裏側にあたる南壁は6~7ピッチのクライミングルートが多数ある。

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アルプスの快適なクライミングは本番に向け良いトレーニングとなった。晴天でだいぶ雪溶けも進み、明日からのチャレンジへ期待が高まる。8/7 今日も晴天。チャンス到来。ゴンドラでフーリーまで上がり、ガイド仲間の日本人と総勢7人でにぎやかに昼食。

夕方、マッターホルン登頂のベースとなるヘルンリヒュッテに入る。これなら登れそうな気がしてきた…。

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8/8 朝5時に朝食。ヒュッテの玄関が開く5:20、ザイルで繋がったお客さんを伴いガイドたちが一斉にスタート。50組のザイルパーティーが我先に頂上を目指す。一本道のクライミングルートでは渋滞から逃れるためにも先頭の方で登るのが絶対有利となる。先頭集団に交じって取りつく。日の出までの1時間くらいはヘッドランプの灯り頼りのクライミングとなる。

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中間地点となるソルベイ小屋が頭上に見え出す頃、東壁に朝日が当たりだした。

途切れることなく、そして渋滞することもなく順調に登って行く。

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マッターホルンの肩と呼ばれる8合目くらいからは、雪の斜面に変わりアイゼンを装着しての登攀となる。ヘルンリ小屋を出発してから4時間半、待望の頂上に立つ。

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遠くモンブランまで見渡せる快晴。

登頂の喜びもつかの間、マッターホルンの下りは長い。その夜、なんとかツエルマットまで戻り、ようやく祝杯を挙げる事ができた。